子どもたちの戦争体験を伝える資料展 「あの日あの時」を忘れない
今日は長崎に原爆が投下されてから79年目の日。ウクライナやガザでの報道を毎日目にしながら、戦争体験を持たない世代が多くなっている日本で、戦争について学べる機会は貴重だ。愛知県豊橋市の中央図書館では、資料展「第7回平和を求めて とよはし」展(豊橋市図書館、豊橋市平和教育研究委員会主催)を開催中。「『あの日あの時』を忘れない―子どもだった私たちの戦争体験」と題し、戦争に協力することを求められた当時の子どもたちの様子を紹介している。 アジア・太平洋戦争が激化すると、子どもたちは即戦力として戦争に協力することを求められた。子どもたちも働き手として、食料増産や軍需工場で働くことが必要と、カルタ、すごろくなどのおもちゃや子ども向け雑誌でも、繰り返し教え込まれたという。資料展では、当時の教科書、市内の小学校記念誌など、資料約100点、関連図書約100冊を展示し、戦時中の子どもたちの様子を伝えている。資料展は9月1日まで。入場無料。