子どもの「自己肯定感」を高めるコツ。不登校や引きこもりにしない生活習慣
もし、自分の孫が不登校や引きこもりになったなら?
ただし、自己肯定感を削ぐ言葉はあります。いじめで使われる言葉は、それの最たるもの。「お前は、ここにいる価値がない」「お前は、ここにいてはいけない」、それを、手を替え品を替え、様々な言葉と態度で与えられ続けるのだから。自分の脳を疑い、脳のすべての出力に確信がもてない。 こうなると、人は生きていることさえ罪のように思えてきます。まさに脳への拷問です。いじめほどでなくても、自己肯定感自体が低いと、学校はかなりいづらい場所になってしまいます。 というわけで、祖父母の立場からの不登校や引きこもりへの対処は2つ。孫の生活習慣を見直して、自己肯定感を自噴させてやると共に、彼(彼女)の自己肯定感を削ぐ言葉から守ってやること。ここに、祖父母の役割は大きいです。
早起きが自己肯定感をつくる
黄金ルールのうち、自己肯定感の促進で言えば、なにより大事なのが「早起き」。というのも、朝日が網膜に当たると、セロトニンの分泌が加速するからです。セロトニンは、脳のメイン・アクセルにあたり、脳全体に信号がいきわたりやすくする脳内神経伝達物質。セロトニンの分泌が加速すれば、脳は素早く活性化され、ご機嫌で一日が始められることになります。そして、その活性状態が、夜、メイン・ブレーキのメラトニンが分泌されるまで続くのです。 セロトニンがたりている脳は、やる気を失わない脳。機能が滞りにくく、ストレスを感じにくいので、イライラしたり、キレたり、落ち込んだりせずに、やる気をキープできます。充足感を覚えやすく、やる気が萎えません。幸せな一日をもたらすセロトニン。別名「幸福ホルモン」と呼ばれるゆえんです。 ちなみに、脳の鎮静をもたらし、眠りに誘うメラトニンは、セロトニンにミネラルの刺激が加わって変化することによってつくられるもの。すなわち、上質の眠りも「早起き」がつくっているのです。
ESSEonline編集部