開幕試合の浦和学院 伝統のユニホーム復活の理由 選抜高校野球
伝統のユニホームで栄冠を――。19日に阪神甲子園球場で開幕した第94回選抜高校野球大会の開幕試合に、浦和学院(埼玉)がかつてのアイボリーカラーのユニホームで登場した。これまで「縦じま」だったが、昨秋からアイボリー色で胸に「URAGAKU」の文字が躍るユニホームでプレーし、甲子園でも復活した。 【過去には小芝風花さんも】センバツ応援イメージキャラクター 「縦じま」は森士(おさむ)・前監督が2009年のアジアAAA選手権で日本チームを率いたのを機に、日本代表の縦じまのユニホームを参考にしてデザインされた。しかし、森士・前監督は昨夏の甲子園を最後に退任。長男の森大監督が就任したのを機に、10年秋まで愛用され、森大監督も選手時代に着用したアイボリーカラーに戻した。森大監督は「私自身が(アイボリーカラーだった)OBの先輩の方々の姿を見て、入学した。OBの人たちとも頑張っていきたい、という思いでオールドユニホームにした」と明かす。 雨天順延となった18日は阪神甲子園球場内の練習場でアイボリーカラーのユニホームを着て調整した。「このユニホームで甲子園に帰って来られて感慨深い。胸にぐっと来るものがありました」と森大監督。主将の八谷晟歩(せいほ、3年)も「『新生浦和学院』を見せたい」と語っていた。【木村敦彦】 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。