裸足感覚に近づけるシューズ ! ニューバランス「ミニマス」が待望の復活
ミッドソールには最先端素材を採用
今回リリースされたのは、トレイルランニングモデルの「NB minimus Trail(NB ミニマス トレイル)」と、トレーニングモデルの「NB minimus Training(NB ミニマス トレーニング)」。それぞれどのようなシューズなのだろうか。
「NB ミニマス トレイルは、トレイルランニングやクロスカントリーなど不整地を走ることを目的に開発されたモデルです。
ドロップ(前足部と踵部の高低差)は、過去のミニマス同様4mm。ミッドソールにはエネルギーリターンに優れたFuelCell(フューエルセル)コンパウンドを採用しています。 以前のミニマスは前足部のオブリーク形状が強いラスト(足型)でしたが、今作は少しマイルドになっています。また履き口周辺に関しては、足入れしやすく靴擦れしにくい構造にアップデートしています」
ドロップが小さく薄底であることで、裸足で地面に接するのと近い状態を実現。その結果、足裏全体で衝撃を分散させる着地方法(ミッドフット着地)が自然と促されるという。ミッドフット着地を身につけたいランナー、ダイレクトな接地感を求めるランナーには最適なシューズといえる。
ジムトレーニングに特化したモデル
「NB ミニマス トレーニングは、ジムで行うさまざまなトレーニングの動きに対応するモデルです。
中足部のサイドウォールを高く設定し、横の動きに対するサポート性を高めています。ロープクライミングの際のグリップ力、耐久性を考慮して、アウトソールの中足部にもEVAやTPUではなくラバーを採用しています。ミッドソールにはFuelCellコンパウンドを採用。前後で少し硬度を変えています」
ウエイトトレーニングやトレッドミルでのランニングはもちろん、多種多様なメニューをこなすサーキットトレーニングやスタジオトレーニングも想定して作られている。ジム用シューズとして最適な1足であることは間違い無いだろう。
無理なく履けるベアフット系シューズ
個人的にも待ち望んでいた「ミニマス」シリーズの復活。筆者がオリジナルモデルを履いていたのは10年以上前のことなので、記憶がどれだけ信頼できるかという問題はあるのだが、「NB ミニマス トレイル」は、オリジナルの「ミニマス」と比較して、かなり快適性が高くなっていた。 FuelCellコンパウンドを採用しているのが大きいように思うのだが、地面を自分の足で捉えている感覚はありながらも、地面の硬さや突き上げは、過去モデルほど感じない。低ドロップかつ薄底ならではの裸足感覚はもちろん健在。歩いているだけでも足を鍛えられているような感覚がある。 「NB ミニマス トレイル」は、ランナーのトレーニング用として、また体を鍛えたい人の日常使いシューズとしてもおすすめしたい。