千葉ジェッツの渡邊雄太、チームバスケは発展途上も「シーズンが終わった時に良いチームを作っていればいい」
タフな3連戦を乗り切り「ゲームシェイプに近付いた」
天皇杯に出場している千葉ジェッツは、鹿児島レブナイズ、横浜ビー・コルセアーズ、仙台89ERSを撃破して2次ラウンド突破を決めた。千葉Jに加入したばかりの渡邊雄太は3試合すべてに出場し、25分の出場で16得点4リバウンド、30分の出場で9得点8リバウンド、30分の出場で12得点7リバウンドを記録。「ケガをしないのが一番の目標。無事に誰も大きなケガをせず終わって良かったと思います」と、まずはタフな3連戦を乗り切ったことを収穫に挙げた。 個人的なパフォーマンスについては、まだ評価以前の段階で、「本当にケガしないことだけを考えていたので、これからコンディションがしっかり上がってプレーの精度も上がっていけば」と話す。「とはいえ、3連戦のおかげでゲームシェイプに近付いたので、あと2週間でしっかり仕上げればと思っています」 チームとしても3連勝で次に繋げたものの、パフォーマンスはまだ低調と言わざるを得ない。この時期は個人のコンディションがまだ整っていないだけでなく、チームバスケも作り始めたばかりの時期。渡邊を始めとする新戦力が加わっただけでなく、新たなヘッドコーチを迎えた千葉Jのバスケはまだまだ発展途上だ。 渡邊もディフェンスリバウンドを取ってそのままボールプッシュする際に、自分のイメージと残りの4人の動きが合わずに戸惑ってスピードに乗れないシーンが何度か見られた。本来は千葉Jの大きな武器であるべき速い展開のところで噛み合わないのはストレスだろうが、「これはやっていきながらだと思います」と渡邊は言う。 「1日2日で良くなるものではなく、映像を見たからってすぐ良くなるものじゃない。レギュラーシーズンの1試合目で連携が上手くいくとは思っていません。レギュラーシーズンはスプリントではなくマラソンですし、そこは時間を取りながら。最終的にシーズンが終わった時に良いチームを作っていればいいと思っています」