【甲子園8強出そろう】優勝候補は大会前と変わらず東海大相模!決勝戦の相手は神村学園と予想!
対抗は高い攻撃力と強いメンタルの神村学園か
そして東海大相模と決勝戦で対決するのは神村学園と予想したい。緻密な守備力を見せる京都国際で悩んだが、攻撃力が高い神村学園が上回っていると判断した。 ここまで3試合で、19得点。木更津総合、中京大中京、岡山学芸館といずれも投手力が高いチームと対戦しての成績である。31安打中、長打は二塁打5本、三塁打2本、1本塁打を記録し、岡山学芸館戦では12安打は全て単打とつなぎの打撃で投手陣を攻略してきた。優勝候補に挙がる東海大相模投手陣を攻略できる実力は持っている。 投手陣はエース左腕・今村 拓未投手(3年)が2試合完投勝利、3回戦では早瀬 朔投手(2年)が完投勝利を挙げた。小田 大介監督は「日程が詰まる中、今村はエースとしての役割を頑張ってくれている」と絶賛している。 投打の総合力も非常に高く、甲子園経験者も多く、土壇場でも力を発揮できる。3試合のうち2試合が逆転勝利。中京大中京戦は6回表に逆転したが、先頭打者の正林 輝大外野手(3年)の四球をきっかけに、中京大中京の好左腕・中井 遥次郎投手(3年)を攻略した。
準々決勝では大社(島根)と対戦する。大社攻撃時の大声援やバント攻撃にも耐えられるメンタルの強さ、守備力の高さが備わっている。 大社のエース・馬庭 優太投手(3年)の伸びのあるストレートは脅威だが、今年の打線はそれに振り負けない技術の高さは持っており、特に正林、2番入耒田 華月外野手(2年)、3番今岡 拓夢内野手(2年)がキーマンになる。 小田監督は「和顔愛語」(わがんあいご)というテーマを掲げている。相手に挑まれる厳しい状況の時こそ、柔和な表情を忘れず、仲間に語り掛ける言葉は愛情にあふれた声掛けを意識するという意味だ。 小田監督から全幅の信頼を置かれる声出し役の2年生・小山 凛太内野手は「(中京大中京戦の)クーリングタイムの時に、監督から『逆転の神村を見せよう』という熱い言葉をもらって、みんな奮起しました。みんなを奮い立たせる言葉をかけました」と語った。大社戦は今までの相手の中で一番戦いにくく、実力を発揮しにくい相手だと思う。この試合で大社の大応援にも屈せず、突き放す野球を見せれば、一気に決勝戦まで勝ち進めるのではないか。 東西の横綱同士の決勝戦になるのか注目だ。