声優、小原乃梨子さんお別れの会に関係者約250人が参列 のび太やドロンジョのパネル飾られ
アニメ「ドラえもん」の野比のび太や「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のドロンジョ役などで知られ、7月に88歳で死去した声優、小原乃梨子(おはら・のりこ、本名・戸部法子=とべ・のりこ)さんのお別れの会が30日、東京都内で行われ、関係者約250人が参列した。 【写真】小原乃梨子さんとの最後の別れを惜しんだ水島裕、かかずゆみ、野村道子、水田わさび 祭壇は優しくほほ笑んだ遺影を、故人が好きだったバラの花2500本が囲み、声を務めたのび太やドロンジョのパネルが飾られた。 冒頭では「ドラえもん」など数々の作品の映像が流れ、偉大な功績を振り返り、「ドラえもん」のテーマソングが流れる中、献花が行われた。 発起人の共同代表で声優事務所、株式会社81プロデュースの社長、南沢道義氏は、「先日、ドラえもんの声を担当した声優、大山のぶ代さんが亡くなりました。なんという巡り合わせなのでしょうか。ドラえもんとのび太はどこまでも仲良しなのだと思いました。いまごろ、天国で藤子・F・不二雄先生と再会されて思い出話に花を咲かせていると思います」と故人をしのんだ。 「ドラえもん」ののび太の声は、1979年から2005年まで26年間にわたり担当。05年の第14回日本映画批評家大賞で、大山のぶ代さん(享年90)らオリジナルレギュラー4人とともに田山力哉賞を受賞している。 他にも「未来少年コナン」のコナン、「アルプスの少女ハイジ」のペーターなど…。昭和・平成のお茶の間を楽しませた小原さんは、アニメの中で生き続ける。