まずは挑戦してみるポジティブさで 店頭もデジタルもマルチに活躍 「クレ・ド・ポー ボーテ」三瓶祐里奈さん
自己分析は場を重ねて成長するタイプ
デジタルとリアルと双方で顧客からお褒めの声をもらうことも多いという三瓶さんだが、デジタル PBSとして活動するきっかけも、フェイシャルトリートメントのライセンスを取得するきっかけもブランドの打診があってのことだという。
「プライベートでもSNSで発信することがそこまで得意というわけではありませんでした。デジタルPBSを始めた当初と今では写真や編集の方法も全く違っていて、やっていく中で磨き上げていきました。ライセンス取得も、ブランドならではのサービスなのでまずは挑戦してみようという思いが強かったです。私は最初からできちゃうタイプではありません。新しいことに挑戦するときは、毎回恐怖心や不安があります。けれども不安だからこそ、努力するし、場を重ねて成長するタイプだと自己分析しています」と三瓶さん。挑戦したことがいま実を結び、デジタルとリアルの相乗効果を感じることがあるという。
「デジタルPBSの活動を通して、想定するターゲットに対して分かりやすく魅力的に商品を伝える言葉選びや、どんな伝え方をすればイメージを持っていただきやすいかが分かるようになりました。デジタルPBS活動での学びは、店頭での接客にもつなげられます。今やらせていただいているそれぞれの活動にすごくやりがいを感じているので、さらに強化して、目標の数字を立て顧客を増やしていきたいですね」と語る。
コロナ禍から日常が戻り、インバウンド客も増えている伊勢丹新宿本店の化粧品売り場の店頭は毎日かなり忙しい状況だという。デジタルとリアルの双方に取り組むPBSでありリーダーである三瓶さんだからこそ、後輩スタッフが同じルートを希望する際には結果が出せるように忙しさに負けず「スタッフの育成にも力を入れたい」と今後の目標を語る。