力も輪も「増す」一年に 森保監督が新年の抱負―サッカー日本代表
サッカー日本代表の森保一監督(56)が、新年に当たって報道各社の合同インタビューに応じた。 【写真】正月飾りの扇子を持つサッカー日本代表の森保監督 3月にも2026年のワールドカップ(W杯)出場を決められる状況にあり「W杯で勝つために、世界一になるためにパワーを付けていく」と新年の抱負を述べた。主な一問一答は次の通り。 ―25年をどんな一年にしたいか。 まずはW杯の出場権を自分たちでつかみ取れるように、(3月の)バーレーン戦に挑みたい。数字上ではかなり有利だが、完全に決定となることが一番大切。そこに隙や油断がなく、「凡事徹底」していけるようにしたい。 ―目標を漢字で。 「進」かな。進化、パワーアップという意味では同じで、「増」とか。自分たちが常に力を付けていくというのは考えている。あとは、サッカーに関心を持っていただける人の輪が増していくように。 ―W杯はどんな舞台。 W杯で勝つことを考えたときに、過去2大会で競技団体の競技の力だけで勝てる場じゃないというのをすごく感じた。本当に国の関心事として、スタジアムに来て応援してくれる方もそうだが、日本全国、世界各国にいる皆さん、日本代表サポーターの皆さんに気を送ってもらう。そのパワーがなければ、勝てない。 ―8強で敗退したアジア杯で感じたことは。 大振りのストレートばかりパンチを繰り出しても、カウンターでやられてしまうところが出た。しっかりガードも固めながら、いい守備からいい攻撃のパンチを繰り出していくことを忘れてはいけないなと感じた。 ―W杯前年の大事な一年になる。強化策は。 とにかく強いチームと戦いたい。(敵地に)出向くこともやっていきたい。厳しい環境で勝っていく力を付けるということは、世界一になるために、より日本が強くなるために必要なこと。日本の価値観をひっくり返されるような環境の中で、どう戦っていくかを当たり前にできる力を付けないといけない。