松井大輔アシストの南アW杯ゴール再現も…本田圭佑は最初ピンと来ず。周囲の『ファー行け!』に「どういう意味やねん…」
15日、ニッパツ三ツ沢球技場で『松井大輔引退試合-Le dernier dribble-~STARSEEDS SPECIAL MATCH~』が開催された。 【動画】松井大輔躍動! クライマックスは南アフリカW杯のあのPKを再現…!? 稀代のドリブラーとして国内外の複数クラブで活躍し、日本代表としても2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)のベスト16進出に貢献した松井大輔氏の引退試合。そのW杯を想起させるシーンが90分のあらゆるところで見られた中、40分にはJAPAN DREAMSのユニフォームを着て出場した松井氏がボックス右外から左足でのクロスを供給。これをファーサイドの本田圭佑が収めて左足でゴールに蹴り込んだ。 このゴールは南アフリカW杯の初戦・カメルーン代表戦の先制点と同様の流れ。試合後、同シーンについて問われた本田は、「最初、あのシーンで再現することを知らず」と告白。「大ちゃん(松井大輔)が出てきて、ボールを持った時に周りが『ファー! ファー! ファー行け!』とか言って、どういう意味やねんと思って、ここからワンツーしたら崩せるやろとか思いながら…。で、2、3秒ぐらい時間差で気づいてという感じ」と振り返った。 このゴールは日本の同大会での躍進のきっかけとなったゴールと言っても過言ではない。そして、本田のキャリアにも大きく影響を与えることになったと自身は明かす。 「よく『今までで1番記憶に残っているゴールは?』という質問を受けるんですけど、ほぼそのゴールと答えてきました」 「初めてのワールドカップで、初めてゴールというのは自分にとって1番大きかった」と強い印象を抱いている様子を見せると、「それが結果的に大ちゃんのアシストだということに関しては、本当に感謝しないとなと思います」と松井氏に謝意を表した。