阪神・村上頌樹 無死三塁で西川龍馬を狙いどおり三振に仕留めた見事なピッチング【荒木大輔のPitching Analysis】
本調子とは言えなかったが傷口を広げないピッチングが光った村上[写真=宮原和也]
広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦(甲子園)、阪神の先発は今季、防御率1.75でタイトルを獲得した村上頌樹投手でした。大卒3年目で初めて一軍でシーズンを完走した右腕。大事な試合の立ち上がりは変な力みがあったように感じました。 初回、先頭の菊池涼介選手に対して1、2球目のストレートが外角低めに外れてボールに。3球目のストレートも外角低めのボールゾーンへ行ったように思いましたが、菊池選手が手を出しファウル。カウント2-1となり、4球目のカットボールで菊池選手を二飛に仕留めました。「(心臓が)バクバクでマウンドに上がっていました」と試合後にコメントしたように、短期決戦独特の緊張感があった村上投手。もし、菊池選手が3球目を見送って3ボールになっていたら・・・
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週刊ベースボール