「サッカー界のスタッフ特化型求人サービス」元コンサルが挑戦する新しいスポーツビジネス
Sporpathを日本サッカー界のインフラに
深澤氏は、Sporpathをインフラのようなものにしたいと語る。「どこのクラブもがSporpathを使って人材を探し、採用が行われるという世界観をいち早く作りたい。それによって、サッカー界にオープンな人材マーケットを作れます。短期的な視点では、今さまざまなクラブ・サッカー関係者に使ってもらい始めているので、競技を超えた流動性を生んでいきたい。特にアスレティックトレーナーやコンディショニングトレーナーなどのメディカル部門は競技をまたいでの活躍も十分にできます。例えばサッカーでトレーナーをしていた人がバスケのトレーナーをやることで知見を持ち込み、新しいものが生まれることもあると思う 」 さらに、サッカーというワールドワイドなスポーツの特性を生かすことも考えている。「あとは国をまたぎ、人材の流動性を生んでいきたい。東南アジアや中国での日本人スタッフの需要は間違いなくあります。国籍問わず、日本から世界に出ていく、もしくは世界から日本に来るようにしていきたいですね」 日本サッカーのレベルが上がった1つの要因は、高い流動性が生む競争にある。次はスタッフの番。さらに次の段階へと発展するため、深澤氏の挑戦は続いていく。