周囲に馴染めず、クラスで孤立してしまう子が「自分の居場所」を作る方法
それがわかったら、その居場所を実現しやすい空間はどこなのかを考えてみてください。もしかしたら、リアルな空間ではなく、SNSなどのバーチャルな空間かもしれません。学校ではなく、塾や地域のボランティアのコミュニティかもしれません。友だちではなく、家族や親戚かもしれません。 あるいは、空想をしている時間だったり、本を読んでいる時間だったりするかもしれません。なんなら、本当は居場所がほしいのではなくて、単に安心感がほしいだけなのかもしれません。 こういった不安は、紙に書き出してみると、頭の中が整理され、精神的な面にもよい効果があることがいくつかの研究によってわかっています。とくに、日記をつけるのは効果的なようです。 どちらにしても「居場所がない」と感じたら、居場所をさがすための行動をしてみてください。宝くじは買わなければ当たりません。居場所さがしも一緒です。行動しなければ見つかりません。そうやっていろいろ行動しているうちに、そもそも何で居場所なんかさがす必要があったのか、わすれてしまう(つまり問題解決!)こともあるかもしれませんよ。
堀田秀吾