【陸上】新人賞の落合晃「レースより緊張しました」800mで1分44秒80の日本新、卒業後は駒大へ/陸連アワード
◇日本陸連アスレティックス・アワード2024(12月19日/東京・港区) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが行われ、日本陸連選出・記者クラブともに選ばれた、男子800mの落合晃(滋賀学園高3)が出席した。 アスレティックスアワード2024 受賞者一覧と、過去のMVP受賞者をチェック! 落合は今年のインターハイで1分44秒80の日本新記録を樹立。日本選手権も高校生ながら日本一に輝いた。U20世界選手権でも銅メダルを獲得。なお、600mでも1分16秒34の日本最高記録を持つ。 舞台に登壇した落合は「この度はこのような賞をいただき、光栄に思っています」と初々しくあいさつ。「たくさんの方の応援、サポートがあってこその賞だと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を述べ、「来年の東京世界選手権で入賞、メダルを狙っていきたいです。応援のほど、よろしくお願いします」と意気込みを語った。 式典後の囲み取材では、「素晴らしい賞をいただけて光栄です。レースより緊張しました」とはにかむ。 今年1年を振り返り、「パリ五輪を目指して取り組んできて、(出場は)叶いませんでしたが、日本記録と1分44秒台が出せたのは成長したと感じます」と言い、思い出に残る試合は日本新を樹立したインターハイと「悔しさしかない」という日本選手権を挙げた。 卒業後は駒大に進学。「大八木弘明総監督からもお話をいただき、トラックで世界を目指して戦っているところで、自分も世界で勝負したいという気持ちがありました。(高校の)先輩である安原太陽さんがいるのも心強かったです」と決め手となったことを明かす。 来年の目標は東京世界選手権への出場。「まずは800mで狙っていきたいです。高校だけの選手だったと言われないようにしたい。機会をいただけるのであれば室内から海外レースを経験してみたいです」と語った。
月陸編集部