由布高出身の野畑がライフル射撃のパリ五輪代表に 国際連盟から出場枠再割り当て「努力が報われてうれしい」
日本ライフル射撃協会は17日、エアライフルで野畑美咲(明治大3年=大分県由布高出身)のパリ五輪代表入りが決まったと発表した。国際射撃連盟から出場枠の再割り当てがあった。野畑は「少しだけ諦めていた。努力が報われてうれしい」と感無量の様子だった。 高校から競技を始め、すぐに頭角を現した。昨年5月の全日本選手権で2冠に輝き、10月の特別国体(鹿児島国体)も2種目を制してチーム大分に貢献した。 五輪ランキングは16位。「普段通りの射撃を心がける。決勝進出(予選上位8人)を目指し、できれば金色のメダルを持ち帰りたい」と話した。
■大分県内関係者から祝福の声
野畑美咲(明治大3年=由布高出身)のパリ五輪代表入りを受け、県内の関係者からは祝福の声が上がった。 父で由布高ライフル射撃部の卓宏監督は「信じられない」と驚きを隠せなかった。野畑に助言してきた県協会の礒部直樹強化担当コーチ(大分市役所)に感謝しつつ、「しっかり準備して臨んでほしい」と期待した。 礒部コーチは「五輪で勝つために」と目先にとらわれない指導を心がけてきた。代表入りの報告を受け「毎日最低3回は本番のイメージトレーニングをするように」と伝え、「出場だけで満足せず、メダルを目指してほしい」とエールを送った。