巨人・阿部慎之助監督

■プロ野球　巨人 0－1 DeNA　（25日　横浜スタジアム） 首位・巨人はマジック4で迎えた5連戦の初戦、DeNAとの一戦に今季20度目の完封負けでマジックを減らすことはできず。この日試合のなかった2位・阪神とのゲーム差は1.5に縮まった。 試合は戸郷が2回に無死満塁のピンチを招くも無失点で切り抜ける。しかし3回に三塁に走者を置き佐野の内野ゴロ間に1点を先制される。打線は相手先発・ジャクソンの前に6回まで得点できず。7回以降はリリーフ陣にも封じられ0－1で敗戦。これで22日阪神戦（0－1）、23日阪神戦（1－0）に続き3試合連続ロースコアゲームとなった。 スタメンは1番センター・丸、2番ライト・浅野、3番セカンド・吉川、4番ファースト・岡本和、5番キャッチャー・大城卓、6番サード・坂本、7番レフト・モンテス、8番ショート・門脇、9番ピッチャー・戸郷のオーダーを組んだ。 相手先発・ジャクソンに対し、先頭の丸が左前安打を放つも、後続が倒れ先制点はならず。 戸郷は中5日で今季26度目の登板、ここまで12勝7敗、リーグ5位・防御率1.98。前回の9月19日・DeNA戦（東京ドーム）は8回を110球、4安打無失点で勝ち投手、自身3連勝中。今季のDeNA戦は5度目、1勝1敗、防御率1.61。 雨が降りしきる中で、立ち上がりは2番・牧、3番・佐野を外野フライに打ち取るなど三者凡退。続く2回には、先頭のオースティンのライトフェンス手前への飛球を浅野が追うも足を滑らせ捕球できず（記録は三塁打）無死三塁。宮﨑、桑原は連続四球で歩かせ無死満塁の大ピンチ。それでも戸柱を二ゴロ本塁併殺打、森敬は申告敬遠で満塁とし、ジャクソンを見逃し三振に打ち取り無失点。 しかし打線は3回に8番・門脇からの打順で3者連続三振に倒れると、直後に1死三塁のピンチを迎え、3番・佐野の二ゴロ間に0－1と先制を許す。さらにオースティンにレフトへ二塁打、宮﨑にはセカンドへの内野安打を浴び一、三塁となるも、桑原は二飛に打ち取り最少失点に切り抜ける。 直後の4回は2番・浅野からも三者凡退、5回には先頭の大城卓がチーム初回先頭打者以来の安打で出塁も、坂本が空振り三振、モンテスは中飛、門脇は二ゴロとジャクソンを打ち崩せず。 戸郷は5回裏、1番からの相手打線に対し、牧に左前安打を許すも佐野、オースティンを封じ1点差を保つ。 6回の攻撃は戸郷が倒れ1死から、丸が四球で出塁。しかし浅野のところで丸が痛恨のけん制死で2死。浅野は遊ゴロも相手の悪送球で出塁、吉川も死球で一、二塁。ここで岡本和に打席が回るも、力ない一飛に倒れホームが遠い。 7回は2番手・伊勢に対し、先頭の大城卓が中前安打。しかし坂本が左飛、モンテスは遊ゴロ、門脇は二直とまたも得点できず。 直後の7回裏の戸郷は、2死から連打を浴びると、オースティンにも三遊間を破られるも、レフト・モンテスの本塁ストライク返球で牧を刺し追加点は許さず。 8回の攻撃はウィックに対し、代打・中山、丸が連続三振など得点できず。9回は守護神・森原に対し4番・岡本和からも追いつくことができずゲームセット。戸郷は7回118球9安打4奪三振無四死球1失点も8敗目（12勝）を喫した。