自民党裏金事件「離党勧告」議員それぞれの週末 新入生へ贈る言葉、異例発言、その胸の内は…【バンキシャ!】
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自民党の裏金事件をめぐり、39人に処分が下されて迎えた週末。今回、最も重い「離党勧告」を受けた世耕弘成議員と塩谷立議員、2人のもとへ向かうと…。離党後の動向とその胸の内は?【バンキシャ!】 ◇◇◇ 6日、桜が満開を迎えた大阪。 バンキシャ 「新入生が続々と入学式の会場に入っていきます」 近畿大学では新入生およそ8000人が参加し、入学式が行われた。そこへ… 司会 「近畿大学理事長、世耕弘成様」 スポットライトを浴び登場したのは、理事長を務める世耕参議院議員だ。 世耕 弘成 参院議員 「新入生のみなさん、本日はご入学、誠におめでとうございます」 この2日前、“裏金事件”をめぐり離党勧告を受けた世耕議員。処分を受け入れ、自民党を去ることになった。4日の会見では… 世耕 弘成 参院議員 「(今回)一番重い処分を私自身が誠実に受け止めることによって、政治責任を果たしたい」 記者 「党への不服、不満はないか?」 世耕 弘成 参院議員 「まったくありません」 自民党一筋、25年。その胸の内は―― (6日、近畿大学にて)およそ8分の祝辞では、最後にこうアドバイスを送った。 世耕 弘成 参院議員 「変化の激しい社会における自分の立ち位置をしっかりと把握してもらって、立派な社会人として近畿大学を巣立っていただきたい」 次の選挙、このままでは「無所属」での出馬に。不利な状況で勝ち抜くしかなくなる。 *** そしてもう1人、離党勧告となったのが塩谷衆議院議員。こちらは「離党」をすぐには受け入れなかった。5日の会見では… 塩谷 立 衆院議員 「事実誤認の中で処分が下されたということについては、甚だ心外な思いでございます」 処分を不服として「再審査」の請求を検討するとしたのだ。前回の選挙では比例で復活当選。自民党の後ろ盾がなくなれば、次は厳しい戦いを強いられることになる。今後の策を練るため、その日のうちに地元の静岡県浜松市へ。 記者 「後援会にはどう伝えるのでしょうか?」 塩谷 立 衆院議員 「……」 口をかたく閉ざしたまま、車に乗り込んだ。 6日、事務所(静岡・浜松市)を訪ねると… バンキシャ 「ポスターが掲げられています。こちらはすべて、自民党の文字が入っていますね」 そこへ、塩谷議員が姿を見せた。 バンキシャ 「日本テレビのバンキシャです。再審査、出されるんですか?」 手をあげて応じるが、質問には答えず。去り際も… バンキシャ 「塩谷議員!」 無言を貫いた。再審査の請求を行うかは、13日までに判断するという。 *4月7日放送『真相報道バンキシャ!』より