「そのキャラで満足したら上に行けない」“やられキャラ”として愛される泥水レスラーにトップ選手が真剣なアドバイス
バックステージに戻ったMIRAIは「石川は自分よりも出来ること、技も多くてマイクとかも全然うまい。けど、なんで勝てないのか。それはきっと、その場所が居心地がいいからじゃないですか?そのキャラが安定してて、そのキャラで満足してしまっている。だからもう一歩が踏み出せない。もう一歩先に行けない。そこを乗り越えないと石川は勝てないよ」と真剣な表情でアドバイスを贈った。 石川のプロレス人生は、“不憫”の一言に尽きる。 石川はデビュー前からの病気や怪我に苦しみ、様々な不運に見舞われながらも自ら行動して活路を拓こうとしてきた。しかしその動きのどれもが周囲の環境変化やアクシデントといった外的要因で潰えていき、常にのし上がるチャンスを逃し続けてきた。それでも“プロレスラー”として生きることに強い誇りを持っており、泥水をすするどころか泥まみれになりながらもあがき続けるその姿を応援するファンは多い。 MIRAIは、石川がその“やられキャラ”に甘んじていることが飛躍を妨げていると指摘した。 「隅っこの女」「踏み台」「雑草」「期待されてない女」「口だけ」「連敗」「泥水」「ただの当たり屋」「無様」「噛ませ犬」「スペ体質」「不遇」と様々な罵倒を受けると同時に愛されてきた石川が覚醒するためには、これらの評価を一気に覆す何かが必要だ。 プロレスラー人生の岐路に立たされた石川の明日はどっちだ。