「公務員」と「看護師」で進路を迷っている娘。年収の違いはどのくらいなのでしょうか?
看護師の年収はどれくらい?
厚生労働省が運営している職業情報提供サイト「Job tag」によると、平均年収は508万2000円でした。国家公務員と比較すると、100万円以上の差になることが分かります。 また、同サイトで掲載されている年齢別の年収グラフを見てみると、看護師は20代ごろから50代にかけて緩やかなカーブを描きながら給料が上がっています。 さらに、20代の時点で年収が400万円を超えていることからも、早い段階で収入が安定しやすい職業とも考えられるでしょう。
公務員の仕事内容は?
公務員は職種によって仕事内容が変わるため、今回は行政事務をしている地方公務員のケースとして仕事内容をご紹介します。行政事務では、各自治体に属して勤務し、部署ごとに割り当てられた医療や介護、福祉、戸籍関連の事務や住民登録、小中学校などの運営といった地域住民の生活に欠かせないことが主な仕事です。 なお、市区町村に属する地方公務員は地域住民から直接相談を受けたり手続きをしたりする窓口のような役割を担っています。都道府県に属する地方公務員は、自治体間や自治体と国との連絡・調整業務を行うなど、市区町村の地方公務員とは仕事の内容が異なる部分があるようです。
看護師の仕事内容は?
看護師は医師の診療の補助や患者が療養をするうえで必要な世話などを行います。また、看護師は病院だけでなく、介護福祉施設や訪問看護ステーションなどでも活躍しています。学校や企業の健康管理として属している場合は、生徒や職員の保険相談にも対応が必要です。
職種にもよるが公務員の方が年収は高い
収入の面で見ると、看護師よりも公務員の方が高い傾向にあります。公務員の場合は、国家公務員なのか地方公務員なのかで収入や仕事内容も変わるため、進路先として決めるときには注意が必要です。 どちらの仕事も、人々が生活するうえで欠かせません。進路を決めるときは、収入だけでなく仕事内容も見て、自分がどうなりたいのかしっかり考えて決断しましょう。 出典 人事院給与局 令和5年国家公務員 給与等実態調査 報告書(2ページ) 内閣官房内閣人事局 令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給 令和5年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給 総務省 令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要(7ページ) 厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag (日本版O-NET) 看護師 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部