久常涼が2カ月ぶりに米ツアー出場 秋季シリーズでの“立ち位置”は
◇米国男子◇サンダーソンファームズ選手権 事前情報◇ジャックソンCC(ミシシッピ州)◇7461yd(パー72) 【画像】久常涼がテーラーメイド新作クラブをテスト 1986年から始まった大会は、フェデックスカップポイントランキング125位までの来季シード権を争う秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)の第2戦として3日(木)に開幕する。スポンサーのサンダーソンファームズは全米有数の養鶏企業で、ミシシッピ州に本社を置く。 5人プレーオフとなった前回大会はルーク・リストが1ホール目に約13mのバーディパットを沈めて制し、2022年1月「ファーマーズインシュランスオープン」以来の優勝を飾った。大会連覇、ツアー3勝目を目指して今年も参戦する。 世界ランキングでフィールドトップ(34位)に立つのは、プロ1年目で20歳のニック・ダンラップ。1月の「ザ・アメリカンエキスプレス」で33年ぶり8人目のアマチュア優勝を飾り、プロ転向後の7月「バラクーダ選手権」で2勝目を挙げている。 日本勢は、同ランク86位につける久常涼が8月「ウィンダム選手権」以来2カ月ぶりに出場する。ポイントランクではすでに来季シードの安全圏におり、11月下旬のシーズン最終戦までにさらなる浮上を目論む。ランク51位から60位までの10人には、来年2月のシグニチャーイベント2試合(「AT&Tペブルビーチプロアマ」「ザ・ジェネシス招待」)の出場権が与えられる。 ダンラップを含め、ポイントランク50位以内からは3月「テキサスチルドレンズヒューストンオープン」で初優勝を挙げたシュテファン・イエーガー(ドイツ)、エリック・コールの3人がエントリーした。102位のマット・クーチャー、110位のリッキー・ファウラーらは来季シードへ前進できるか。圏外にいるツアー3勝のキャメロン・チャンプ(165位)は、2018年に制した大会でシード落ちの危機を打開したい。 <主な注目選手> ルーク・リスト、ニック・ダンラップ、シュテファン・イエーガー、エリック・コール、マッケンジー・ヒューズ、リッキー・ファウラー、マット・クーチャー、ゲーリー・ウッドランド、キャメロン・チャンプ、久常涼