【BCクラシック】川田「レース前まではとても良い雰囲気でした」ウシュバテソーロは10着
現地時間11月2日、米デルマー競馬場で行われた第8R・ブリーダーズカップクラシック(G1・ダ2000m)は、F.プラ騎乗、シエラレオーネ(牡3・米・C.ブラウン)が勝利した。2着にはフィアースネス(牡3・米・T.プレッチャー)、3着には日本馬の坂井瑠星騎乗フォーエバーヤング(牡3・栗東・矢作芳人)が入った。勝ちタイムは2:00.78(良)。 【動画】ウシュバテソーロは10着…BCクラシック 日本から参戦したC.ルメール騎乗のデルマソトガケ(牡4・栗東・音無秀孝)は13着、川田将雅騎乗のウシュバテソーロ(牡7・美浦・高木登)は10着に敗れた。 世界最高峰のダートレースの壁は高かった。デルマソトガケがハイペースで飛ばしていく中、フォーエバーヤングはそれを見るように好位進出。前には厳しい展開にも思える中で、勝ち馬シエラレオーネは虎視眈々と末脚を温存していた。直線の入口からやや手応え劣勢の中で馬場の真ん中を懸命に伸びたが、厳しい展開の中で、差し切るだけの余力は残っていなかった。
「日本馬にとっても厳しい戦いになった」
10着 ウシュバテソーロ 川田将雅騎手 「全体の雰囲気はとても良かったですし、具合良くここまで来られたと思いますし、機嫌も良く馬場入場まで終わってくれて、返し馬の段階でも良い雰囲気で終えることができていたので、レース前まではとても良い雰囲気でした。前半はいつも通りの雰囲気ではあったのですが、向正面に入っても前走と同じ様に、なかなか馬の気持ちが出て来ず、動けないまま進んでしまうような形なので、そういうところがちょっと彼らしさを出すことができなくて、残念な形ではありますけれども、それでも頑張ろうとはしてくれているとは思うのですが、1番良いときの雰囲気ではないなという感じは正直受けてしまいます。体は特に大きな変化はないと思います。昨年、その前の年から、あれだけ素晴らしい走りをしながら、これだけのトップクラスの馬達と走り続けてくる中で、今年も勝ててはいませんでしたが、春も素晴らしい走りをしてくれて、世界で2着を2度取っていますから、それを思えば凄く頑張ってはくれているのですけど、今回こういう結果になってしまったのも残念ではありますが、これもまた1つのチャレンジだったなと思うので、良くこの異国の地で頑張ってくれた彼を褒めてあげたいなという思いです。日本馬にとってとても厳しい戦いになった今年のデルマーなので、3年前はラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが勝って、皆さんに喜びを届けられましたけど、今年はこれだけ難しい形で終わってしまったので、また改めて来年もここデルマーでブリーダーズカップが行われますので、また色んな馬達と共にここに来て、チームジャパンとして皆で頑張りたいなという思いです」 【全着順】 1着 シエラレオーネ・米 2着 フィアースネス・米 3着 フォーエバーヤング・日 4着 ニューゲート・米 5着 セニョールバスカドール・米 6着 タピットトライス・米 7着 ピレニーズ・米 8着 シティオブトロイ・愛 9着 ハイランドフォールズ・米 10着 ウシュバテソーロ・日 11着 ミクスト・米 12着 アーサーズライド・米 13着 デルマソトガケ・日 14着 ネクスト・米 出走取消 ラトルンロール・米
競馬のおはなし