プレミアリーグに帰還したリーズの熱狂【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
ラツィオでは就任2日後に荷物をまとめて出ていった
敗れはしたものの、敵地アンフィールドで王者リバプールを苦しめた事実は評価に値する。名門リーズが、ついにプレミアに戻ってきた。(C) Getty Images
開幕節で王者リバプールを相手に敵地で善戦したリーズ。大胆で勇敢、リスクを恐れないそのパフォーマンスに、サポーターは早くも胸を熱くさせている。数合わせで昇格したチームではないと、ケイ記者も期待を寄せる。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年10月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― プレミアリーグの新シーズンが開幕した日、私はリーズの丘の上に立ち、エランド・ロードと街全体の上に太陽が昇っていく様を眺めていた――というのは想定していた当日のプランで、実際は早朝6時半にリーズに到着したまでは良かったが、ヨークシャーの朝にありがちな曇天で、陽が上がっていく様子はなかなか見えず、太陽が顔を出すまでにはそこから数時間かかった。イングランド北部によくある天候だ。 100年の歴史を誇るリーズ・ユナイ
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