30代で公務員からフリーランスへ! 働き方を変えて感じる変化とは?
働き方の自由度に憧れ、会社員を辞めてフリーランスとして働きたい! と考えている方も多いかもしれません。でも、会社員とフリーランスの働き方は大きく異なるので、挑戦するのに勇気がいりますよね。 【画像で確認】推し活が仕事に!一人のオタクが「Webライター」という働き方に出会うまで そこで今回は、公務員からフリーのWebライターに転身した葉山なのかさんに「公務員とフリーランスの働き方の違い」について伺いました! * * * こんにちは! 葉山なのかです。以前は公務員でしたが、仕事と育児の両立が難しくなり退職。現在は4歳の男の子を育てながら、フリーランスのWebライターとして活動し、安定した収入を得ています。 会社員や公務員からフリーランスへの転身するには、働き方のイメージが湧かず不安ですよね。特に私の場合、「お堅い」イメージの強い公務員からのキャリアチェンジだったため、ギャップが大きく戸惑いました。 安定した職を離れ、知らない世界に飛び込むのは大きな挑戦でしたが、今では仕事と育児のバランスを取りながら、自分のペースで穏やかに働けています。 今回は公務員からフリーランスへ働き方を変えて感じた、働き方や生活の変化をご紹介します。置かれている状況はそれぞれだと思いますが、ひとつの事例として参考になれば幸いです! ■1.自分のペースで働ける ひとつめは、自分のペースで働けるため時間の自由度が高いことです。 多くの会社員や公務員は、決まった勤務時間内で業務を行うことが求められます。特に公務員は、災害時に職場へ駆けつけなければならないことも。強い責任感を感じつつも、家族を残して出勤することへの葛藤もありました。 でもWebライターは、納期に間に合えば好きな場所で、自分のペースでお仕事ができます。 ・スキルアップの時間を確保するため、お仕事を少し減らす ・息子の体調不良時は、夜や早朝に仕事をし、日中は一緒にゆったり過ごす など、臨機応変に働くことも可能。その分スケジュールをしっかり管理する必要もありますが、子育て世代の私にはマッチした働き方です。 ■2.人間関係のストレス解消 またフリーランスになって大きく変化したのは人間関係です。 私の職場は中途採用や退職者が少なく、メンバーが入れ替わることはあまりありませんでした。そのためささいな人間関係のトラブルが起きるだけで働きづらくなるため、上司の顔色を伺ったり、小さな不満は我慢したりもしていたんです。 フリーランスの今は自分で仕事相手を選べるため、人間関係のストレスが大きく減りました。お客さまの顔が見えづらかったりと、オンライン上ならではの難しい面もあります。ですが顔が見えないからこそ、ていねいなやり取りを心がけたおかげで、お客さまとも信頼関係を築けました。関わる人と気持ちよくコミュニケーションが取れている実感がありますよ。 ■3.自分の頑張りが報酬に反映! 自分の頑張りが収入に反映されるのは、新鮮な体験でした。 会社員や公務員の大きな魅力は安定性ですよね。充実した福利厚生や、定期的な昇給やボーナス。そして産休・育休の取得のしやすさは、子育て世代にとって心強い環境です。しかし、個人の努力がすべて給与に反映されるわけではなく、「こんなに頑張ったのに収入は変わらない……」と、モヤモヤすることも。 その反面、フリーランスは自分の頑張りが直接収入につながります。私が最初に執筆した記事の報酬は、わずか3,000円。初めは「このまま毎月3,000円だったらどうしよう」という不安もありましたが、コツコツ努力した結果、今では毎月安定した収入が得られるように! もちろん「お仕事が途切れたらどうしよう……」と不安はあります。それでも私にとっては、努力した分だけ収入が変わるというのが、フリーランスのやりがいのひとつになっています。 ■4.ライフスタイルや家族関係が良好に フリーランスへの転身は、家族関係にも変化をもたらしました。 公務員は基本的にカレンダー通りの出勤で、残業もしょっちゅうです。平日は夫婦ともに帰りが遅く、「今日はどちらが子どもを迎えに行くか」「残った家事を誰がやるか」といった些細なことで毎日揉めていました。 フリーランスになった今は自分のペースで働けるので、家事や育児も無理なくこなせています。仕事と家庭のバランスが取れて心に余裕を持てるようになったことで、夫が残業しても「遅くまで大変だね」と労える日も増えてきました。 子どもの成長に伴い、働き方に悩む日は今後も訪れるでしょう。その都度働き方を模索して、私たち家族のちょうどいい形を探していく予定です。 * * * 知らない世界に挑戦するときは、不安がつきもの。でも、働き方を変えることは単に職業を変えるだけでなく、生活全体を見直す機会にもなりそうです! 葉山さんの体験談を参考に、納得できる選択をしていきたいですね。 葉山なのか(Webライター) 子育てと仕事の両立に悩み、時間にゆとりのある働き方を目指してフリーランスのWebライターに。 保健師の経験を活かした、医療・健康分野の執筆が得意。 文=YY