【阪急杯展望】ウインマーベルが重賞連勝で大舞台へ
「阪急杯・G3」(25日、阪神) 主役を担うのは、阪神Cで復活Vを飾ったウインマーベル。3歳時に葵Sで重賞初制覇を決めると、秋のスプリンターズSでは古馬相手に2着に奮闘。その後はスタートの課題などで足踏みが続き、勝利から遠ざかっていたが、強豪ぞろいのG2で結果を出し、実力を改めて証明した。復権を遂げた素質馬が、重賞連勝で高松宮記念へ。 勢い十分に重賞の舞台に挑むアサカラキング。3走前に距離を短縮すると、スピードの違いを見せつけて破竹の3連勝。適条件を見つけて完全に軌道に乗った。中2週と間隔が詰まっているが、14日には美浦坂路で4F57秒0-13秒6。元気いっぱいだ。まだまだ伸びしろが見込める明け4歳馬。ノンストップでタイトル奪取といく。 3年連続の参戦となるグレイイングリーン。22年は5着、23年は4着と善戦している。1週前追い切りは、栗東CWで6F80秒2-11秒9。迫力十分の動きで、好時計をマークした。前走の阪神Cは、馬群をさばいて0秒2差の4着。昨年のスプリンターズS覇者ママコチャに先着したのは評価できる。3度目の正直でVを飾るか。 ニューイヤーSは5着に敗れたダノンティンパニーだが、出遅れたうえ、直線で寄られる不利。勢いがつきかけていただけに痛恨だった。地方から転入後、4戦3勝でオープン入りを果たした素質馬。力負けではないのは明白で、2戦2勝の芝1400メートルで反撃に出る。 シルクロードSで4着に健闘したサンライズロナウド。上位勢には伸び負けしたが、昇級初戦+初の芝1200メートルだったことを踏まえれば上々の内容だった。V実績のある距離なら前進可能とみる。