「春バテ」に要注意! 生活習慣を見直して春バテを予防しよう
引っ越しや就職、子どもの進級・入学など、生活環境の変化が多い春は、いわゆる「春バテ」の症状に悩まされる人が多くなります。 【画像】忙しいママが工夫している時短家事法 春先から倦怠感や頭痛、気分の落ち込みやイライラなどが強まった人は、春バテを起こしている可能性があります。 今回は春バテの原因と対策、解消につながる生活習慣のポイントを解説します。
春に起きる「春バテ」とは?
春に生じる心とからだの不調を春バテと呼びます。春バテのおもな症状として、倦怠感や肩こり、頭痛、立ちくらみやイライラなどが挙げられます。 春バテのおもな原因は、自律神経の乱れです。春は異動や子どもの保育園・幼稚園への入園など、生活環境の変化が多い季節であるため、心身ともにストレスがかかって自律神経のバランスが崩れやすくなります。また、春特有の寒暖差や気圧変動なども、自律神経が乱れる一因となります。
適度に運動する
適度な運動には自律神経を整える働きがあります。負担が少なくて続けやすい、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動がおすすめです。 ヨガやピラティス、ストレッチ運動などにはリラクゼーション効果があり、30分前後継続すると副交感神経が優位となって自律神経のバランス改善につながることが知られています(※1)。 さらに、適度な運動習慣は睡眠の質を改善します。
質のよい睡眠を取る
質のよい睡眠も、春バテ対策には欠かせません。睡眠には心とからだの回復を促して、自律神経の機能を整える働きがあります。 ぐっすりと眠るためにも、寝る前はできるだけリラックスして過ごしましょう。ハーブティーを飲んだり、ホットアイマスクで目の周りの緊張をほぐしたりするのがおすすめです。 また、就寝2~3時間前の入浴は快眠につながるといわれており、38度前後のぬるめのお湯に25~30分程度つかると寝つきがよくなることが知られています(※2)。 育児や家事に忙しいママ・パパが長時間湯船に浸かるのは難しいかもしれませんが、自分の状況に合わせて無理のない範囲で入浴するようにすると、質のよい睡眠を得やすくなるでしょう。