AppleがiPhone16に新しいボタンを追加した理由 #AppleEvent
日本時間10日にAppleの新製品発表会「It's Glowtime」が開催。今年は、iPhone 16、Apple Watch 10、AirPods 4、AppleのAI技術について新しい発表が行なわれました。 なかでも注目を集めたのは新作iPhoneであるiPhone16でしょう。 新作iPhoneといえば、新機能が実装されたと思った一方で機能がよりシンプルになるパターンが多かったですよね。特にポートとボタンに関してはどんどんシンプルになっている印象があります。 そんななか、iPhone16ではまさかの新たなボタンが追加されました。そこで今回は、AppleがiPhone16にボタンを追加した理由について解説していきます。
iPhone16で新たに追加された「カメラコントロールボタン」
上でもご紹介したとおり、iPhone16には新しいボタンが追加されました。 そのボタンの機能は、右側面の電源ボタンの下にカメラコントロール機能専用のボタンになっています。 このカメラコントロールボタンは、ハードウェアとソフトウェアの統合を考え抜いた結果生まれたものだそう。 クリック体験を実現する感圧スイッチ、軽く押すジェスチャに対応する高精度な感圧センサー、タッチによる操作を可能にする静電容量式センサーなどのイノベーションが詰め込まれています。 カメラコントロールボタンでできることは、ざっくりこのような感じ。 カメラアプリの即時起動 写真動画の撮影 ズーム操作 また年内には、カメラコントロールボタンで「Visual Intelligence」が使えるようになり、ユーザーは対象物や場所について、これまで以上に速く学べるようになります。 カメラコントロールボタンをクリックして長押しすることで、レストランの営業時間や評価を調べたり、フライヤーに掲載されているイベントを自分のカレンダーに追加するなどの機能を利用することもできます。 ほかにもカメラを利用してのGoogle検索や、ChatGPTの活用にも役にたつようです。 Appleは、iPhone16シリーズを「Apple Intelligenceのために設計した」と明言していることもあり、やはりAIとの連携はこれまでと比べ物にならないものになると言えるでしょう。 Appleは、これまで「Less is more(少ないほど豊か)」という理念のもと、シンプルなデザインを追求してきました。 しかし、カメラ機能に関しては、ユーザーの利便性を高めるために、新たな機能を追加する必要があると判断したと考えられます。 iPhone 16にカメラコントロールボタンが追加された理由は、ユーザー体験の向上、高度な機能との連携、そしてAppleの今後の戦略という、複数の要素が複合的に作用していると考えられます。 ただユーザー目線としては、今回追加されたカメラコントロールボタンがGoogle Lensといった他社のAIと連携したレンズ機能とどのような差別化が取られているのか確認したいところですね。 Source:Apple ▼より詳しいAppleの最新情報はこちらからチェック!
ライフハッカー・ジャパン編集部