「今後の人生で恩返し」 U-23日本代表の主将、藤田譲瑠チマはチームに感謝。指揮官から送られた言葉とは?【パリ五輪】
サッカーU-23日本代表は現地時間2日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・準々決勝でU-23スペイン代表と対戦した。試合は0-3でU-23日本代表が敗れた。試合後、キャプテンの藤田譲瑠チマがインタビューに応じている。 【決勝トーナメント表】パリ五輪 男子サッカー 藤田は、この試合でも中盤の位置で存在感を放った。ゴールは取り消されてしまったが、FW細谷真大に通したパスやボールを受けるまでのポジショニングも絶妙だった。また、パスコースがないときは、ドリブルで状況を打開するなど、スペイン相手にも技術の高さを証明した。 試合後に藤田は、「自分たちの1点目もオフサイドになってしまいましたけど、ああいったときに決め切れる能力だったり、『運』っていうのは今後、本当に必要になってくることもありますし、そういったものを今後のサッカー人生で積み上げていきたいなと思います」と振り返った。中盤で常に落ち着きをもたらしたキャプテンは、試合終了後に大岩剛監督から、「よくやった。もっと強くなってA代表でみんなが顔を合わせられるように」と声をかけられたという。 そんな藤田は、キャプテンを務めたことに関して、「本当に育成年代ではなかったことなので、素晴らしい経験させてもらいましたし、最後まで自分を信じて使ってくれた監督だったり、スタッフの方々にほんとに感謝しているので、そういったものを今後の人生で恩返しできたらなと思いますし、あとは昔から見てもらってる恩師の方だったり、世代別の年代から見てる森山(佳郎)さんだったり、カゲ(影山雅永)さんだったり、いろんな言葉を会うたびにもらっていたので、そういった方々にも恩返しできるように、これから先は頑張りたいなと思います」と感謝の言葉を口にしながら、今後の飛躍を誓った。 最後にオリンピックの舞台について聞かれた藤田は、「素晴らしかったと思います。色んな人に注目をしてもらって、いろんな人と交流できて、いろんなサッカーの地域と試合ができたんで、本当に素晴らしい期間だったと思います」と述べている。 (取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部