王貞治さん「必要なもの学んで」 世界少年野球大会、25年夏秋田で
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長が24日、秋田県の佐竹敬久知事を表敬訪問し、2025年夏に秋田県大仙市で開催予定の第31回世界少年野球大会秋田大会への協力を要請した。 世界少年野球大会は、日米を代表するホームランバッターである王さんとハンク・アーロンさん(故人)が提唱し、1990年に始まった。「世界中の少年少女たちに友情と親善の輪を広げよう」と、10~11歳の子供たちを招待して日米などの各地で開催している。 王さんは「スポーツをするとルールを守るということが自然に身につく。野球を通して大人になって生きていく上で必要なものを学び、外国から来た子供たちとも交流してほしい」と、大会の狙いを説明した。佐竹知事は「(王さんの現役)当時を思い出す。私の世代は『巨人、大鵬、卵焼き』」と話し、「大鵬さんの奥さんは秋田出身ですよ」と秋田をPRしていた。 大仙市での大会は来年7月30日から8月7日までの予定。十数カ国・地域の子供たちが野球教室で基本を学び、交流試合を通じて友好を深める。【高橋宗男】