「世界難民の日」 全国各地がブルーにライトアップ
国連が定める「世界難民の日」の20日、東京スカイツリー(東京都墨田区)など全国各地で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシンボルカラーであるブルーの明かりが点灯された。世界の難民の保護や支援に関心を持ってもらおうと、UNHCR駐日事務所が企画した。 【写真まとめ】レバノンの難民キャンプで笑顔を見せる子どもたち UNHCRが今月公表した報告書によると、紛争や迫害で「強制移動」を余儀なくされた難民・国内避難民は、2023年末時点で1億1730万人に上り、過去最多となった。アフリカ北東部スーダンで23年4月に発生した内戦や、同10月以降のイスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによる戦闘が数字を押し上げたという。 フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は「国際社会は強制避難の根本的な原因に対処するため、緊急に行動する必要がある」と呼びかけている。【松本紫帆】