タイのスラム街などで教育支援、八木沢克昌さん死去…読売国際協力賞「シャンティ国際ボランティア会」理事
【バンコク=水野哲也】タイを中心にアジア各国の子どもたちへの教育支援などの活動をしてきた公益社団法人「シャンティ国際ボランティア会」(東京都)理事の八木沢克昌(やぎさわ・かつまさ)さんが死去した。66歳だった。
7日朝、バンコクの自宅で倒れているのが発見され、後に死亡が確認された。1980年代から、バンコクのスラム街などを拠点に、タイやラオス、カンボジアなどで活動してきた。同会の関連団体での活動も含め、子ども向け図書館の運営や、スラム街の女性の就労支援、少数民族の子どもたちへの教育支援など、主に貧困層への支援活動に尽力した。
同会は2021年、国際協力活動で功績をあげた個人や団体を顕彰する読売国際協力賞を受賞した。