投資をやっている人が多い都道府県TOP3、1位東京都、2位愛知県、3位は?
(3)20代で投資をはじめた割合の高い都道府県ランキング、1位は東京都、2位は北海道、3位は静岡県
(1)の設問を踏まえ、投資経験者(投資を「現在やっている」「過去やっていた」の回答者)に対し、「投資をはじめた年代は?」と質問した。そのうち若年層から投資を開始した都道府県別の傾向を調べるため、「20代(20歳~29歳)」の回答割合を都道府県別にランキング化した。 その結果は、1位は東京都(46.5%)、2位は北海道(46.1%)、3位は静岡県(45.9%)となり、(1)と同様に、上位5位以内に大都市圏以外の都道府県もランクインしており、住む地域に限らず若年層の投資が広がっていることがわかる。
(4)投資目的の金融機関利用、ネット銀行利用率1位は山形県、2位は鳥取県、3位は秋田県と宮城県
「投資目的で利用する金融機関のうち、預け入れ金額がもっとも大きい金融機関」について尋ねた。その中でも、ネット銀行と回答した割合が高い都道府県の1位は、山形県(36.8%)、2位は鳥取県(36.6%)、3位は同率で秋田県・宮城県(34.7%)となった。大都市圏以外の地域において、ネット銀行の利用率が高い結果となった。
(5)投資商品ごとの利用率で、NISAの利用率1位が福井県、2位が富山県、3位が長崎県。大都市圏以外での利用率の高さが明らかに
各投資商品・サービスの経験有無について、「現在やっている」と回答したランキングを作成すると、2024年に制度変更されたNISAの利用率1位は福井県(48.2%)となった。2位は富山県(46.9%)、3位が長崎県(46.1%)と続くことから、大都市圏以外でのNISAの利用率の高さが明らかになった。 その他、外国株・FX・暗号資産・不動産・iDeCoの利用率1位は東京都だったが、国内株・投資信託の利用率1位は京都府となった。3位までにランクインした回数の多い都道府県は、東京都(5回)に続き、鹿児島県(4回)だった。これらのことからも、地域に限らない投資の広がりがみられる。 さらに、「ポイント投資(※3)」の経験有無(n=9,169、選択式/単一回答)について尋ねた。経験者(「現在やっている」「過去やっていた」の回答者)割合の高い都道府県は、広島県(55.6%)、東京都(53.8%)、愛知県・大阪府(50.0%)と続いた。