【フィギュア】山本草太「正直ファイナルが厳しい状況」自覚も…「1点でも多く」集中誓う
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランディア大会>◇14日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子公式練習 男子でGPシリーズ第2戦スケートカナダ4位の山本草太(24=中京大)が「1点」へのこだわりを誓った。 10月の今季初戦ではショートプログラム(SP)3位発進も、フリーで得点を伸ばせず合計257・00点。ただ内容としては「悪くはなかった。ショートもまあまあ自分で良かったって思える演技。フリーも少しもったいないミスはあったけど、悪い演技ではなかった」と手応えをつかんだ。 それでも表彰台に立てなかった一戦を糧にする。「最後まで気を抜かない。『1点でも多く』っていうところは、スケートカナダが終わってから意識して練習してきた」と、今大会のポイントを挙げた。 この日臨んだ公式練習では「体が重たかった印象。ジャンプのキレも正直あんまり良くなかった」と反省しきり。「正直ファイナルが難しくなって、厳しい状況にはなってきている」と立ち位置は自覚しつつ、「本当に失うものは何もない。思い切っていけたら」と意気込んだ。