巨人・山崎伊織、1日今季最終戦先発！！「状態を上げるきっかけになる試合にしたい」 10勝でCSローテつかむ
もらったチャンスは、必ずものにする。今季9勝の巨人・山崎伊織投手（25）は30日、川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加し、キャッチボールなどで調整。2年連続の2桁勝利と、あと2イニングに迫っている規定投球回到達へ、今季最終戦となる10月2日のDeNA戦（東京ドーム）に先発する。 「もっと若いピッチャーを投げさせることもあったと思う。（投手コーチの）内海さん、杉内さんが『なんとか伊織、10勝目取ってきてくれ』と。すごくありがたい」 最近2登板は三回途中4失点。8月27日のヤクルト戦（神宮）を最後に白星から遠ざかっている。ファーム調整からの復帰戦となった前回登板前には、阿部監督も「10勝が懸かっているからいかせる」と話していた。リーグ優勝が決まり、個人成績を考慮してくれた首脳陣に感謝。「自分の成績になってしまうんですけど、最後は欲を出して」と大台到達を狙う。 リーグ優勝を決めた28日の広島戦（マツダ）後には胴上げ、ビールかけに参加した右腕。「優勝は心の底からうれしかった」とする一方、「後半戦はしんどくて、なかなかうまくいかない。自分としては全開で喜べていない」と夏以降振るわなかった自身の投球を嘆いた。 レギュラーシーズンを終えると、チームは10月16日からのCSファイナルステージに照準を合わせる。「投げさせてもらえるか分からないですけど、状態を上げるきっかけになる試合にしたい」と山崎伊。復活を示し、ローテーションの一角に舞い戻る。（原田優介）
