「情報弱者が狙われる!」高額報酬を鵜呑みにする若者と、対応に苦慮する「アルバイトサイト」…闇バイトを巡る”終わらない戦い”
怪しい求人を見つけたら相談窓口へ
「求人情報の掲載は私たちの収入になりますが、危ない業者を掲載すれば、そのサイトの評判も落ち、求職者がサービスから離れます。そのため、いかなる企業であっても闇バイトに関連のある企業など載せたくはありません。 ですが、やつらの手口は年々巧妙になっており、私たちも審査を厳しくするなど対応していますが、抜け穴を見つけてくる。問題となっているのがSNSなどのプラットフォーマー会社なんです」(前出・大手アルバイト情報サイトの社員、以下「」も) SNSの場合、求人募集を投稿しても掲載にはなんの審査がない。そのためSNS上で業務募集をし、独自のサイトやアプリなどに誘導することができるのだ。 「SNSを利用した求人情報すべてが闇バイトとは言えませんが、投稿の運営企業に十分な知識がない場合、巻き込まれる危険性もある。情報社会の中で犯罪に巻き込まれないための教育や取り組みは必要です。 各社には相談窓口もあります。求職者は怪しい企業があれば、情報を提供してもらいたいんです。情報共有は安全にサービスを提供することにもつながります。犯罪防止の協力をしてほしいです」 物価高騰や社会保険料の負担増など、苦しい生活を強いられている人は少なくない。一方で、贅沢な生活を我慢できず、無理をしてしまう人もいるのが現実だ。 しかし「うまい話には裏がある」ということを忘れてはいけない。高額報酬をうたう求人を見つけたときには、まず立ち止まって冷静に考えてほしい。 その先の未来に幸せな人生が待っているのか、を。 【つづきを読む】「82歳の父」が闇バイトに手を出してとんでもない目に…!60代の息子が青ざめた「絶体絶命の大ピンチ」
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