全10サイト非公開化でDeNAが謝罪「成長を追い求める過程で」
医療健康情報を扱うキュレーションサイト「WELQ(ウェルク)」で情報の不確かさや無断引用などが指摘され、運営する全10サイトが非公開化された問題で、ディー・エヌ・エー(DeNA)は7日、記者会見を開き、守安功社長が「サービスを利用しているみなさま、取引先、ネットユーザー、すべての関係者のみなさまに多大なるご迷惑ををおかけした。おわび申し上げる」と謝罪した。 【動画】WELQなど全10サイトを非公開に DeNAが記者会見
守安社長は「サービスの成長を追い求める過程で、ユーザーに信頼できる情報を届けることを担保できる状態になってなかった、他者の作成記事などを不適切に利用することを助長しかねない運営体制になっていた。深く反省している」と述べた。 今後は、新たに立ち上げる第三者調査委員会の調査に協力して問題の全容を報告し、「1日も早い信頼回復」を目指すとした。 今回の一連の問題では、女性向け情報を扱う人気サイト「MERY(メリー)」は最後まで非公開とならなかった。それについて守安社長は、当初はメリーの運営体制が他の9サイトと異なっており問題ないとの認識だったが、記事単位で非公開化を進めたところ、全記事中の8割が非公開となったため、一度停止してチェックすべきという結論になったと説明した。