乃木坂46卒業生が映像界に欠かせない存在に 山下美月、齋藤飛鳥、白石麻衣ら存在感
松村沙友理、山下美月、若月佑美が披露した“女優の顔”
●松村沙友理 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(ABCテレビ)での演技もまだまだ記憶に鮮明な松村沙友理だが、近年も『ショジョ恋。』(FOD)や『体感予報』(MBS)など多くの作品に出演してきた。黒羽麻璃央とのダブル主演作『焼いてるふたり ~交際0日 結婚から恋をはじめよう~』(読売テレビ・中京テレビ)で松村が演じた千尋は、食べるのが大好きでクールなアラサー女子だ。クールと聞くと松村のイメージとは似つかない気もするが、もぐもぐと豪快にご飯を食べる姿は普段の松村とも近くて親近感があった。連続ドラマW東野圭吾『ゲームの名は誘拐』では一転して大人な表情を見せるなど、ギャップのある演技で魅了した。 ●山下美月 今年5月に乃木坂46を卒業した山下美月は、『Eye Love You』(TBS系)、『降り積もれ孤独な死よ』(読売テレビ・日本テレビ系)、『六人の嘘つきな大学生』と立て続けに出演し、今やエンタメ界に欠かせない存在となっている。『Eye Love You』では山下が演じた真尋と小野田(清水尋也)のキスシーンも描かれ、恋愛に奥手な小野田をリードする場面もあった。一方で『降り積もれ孤独な死よ』では、1人の少女が失踪した事件を追いかけている出版社の記者・森燈子を好演し、幅広い役柄への適応力を見せた。2025年には乃木坂46卒業後初の主演作となる『山田くんとLv999の恋をする』や永瀬廉との共演で贈るドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)の公開も控えており、俳優として本格始動の年となりそうだ。 ●若月佑美 コンスタントにドラマや映画に出演している若月佑美は、『セレブ男子は手に負えません』(ABCテレビ)で主演を務め、『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)や『ブルーモーメント』(フジテレビ系)、『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』(読売テレビ・日本テレビ系)といった作品では、バイプレイヤーとして活躍した。ジャンルを問わず、様々な作品に出演しているのは、若月の柔軟な演技があってこそだろう。現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』では糸島東高校の書道部顧・五十嵐郁美役で出演している。ヒロインの米田結(橋本環奈)が通う高校の顧問として、生徒たちを温かく見守る姿は朝ドラにも馴染んでいた。『今日から俺は!!』(日本テレビ系)以来となる橋本環奈との共演も胸熱だった。名バイプレイヤーとしての片鱗をのぞかせている若月の2025年の活躍が楽しみだ。 風呂敷を広げてみると、乃木坂46の卒業生たちが各々のフィールドで活躍しているのを目撃する。アイドル時代とは違った表情を見せてくれるだけに、次はどんな演技を見せてくれるのかとワクワクしたものだ。2025年はどの乃木坂46卒業生が活躍するのだろうか。
川崎龍也