調布・天神通りにコーヒースタンド 気軽にコーヒーを楽しむ文化を広めたい
浅いり豆のコーヒーやエスプレッソなどを提供する「Tinno cafe & coffee stand(ティノ・カフェ・アンド・コーヒースタンド)」(調布市布田1)が12月7日、調布駅近く、布多天神社に続く天神通りにオープンした。(調布経済新聞) 【写真】「Tinno cafe & coffee stand」オーナーの松尾桂輔(右)さんと店長の伊藤玲奈さん(左) コーヒーやカフェが好きで、半年間に約50店のカフェ巡りをした経験を持つ府中市出身の松尾桂輔さんが手がける同店。海外も訪れ、手軽にコーヒーを楽しめるカフェやコーヒースタンド文化が根付く様子に触れ、「自分が生まれ育った多摩地域にも、気軽に立ち寄ってコーヒーを楽しむ文化を広めたい」と思うようになったという。カフェ巡りの仲間で、インスタグラムで共に情報を発信していた伊藤玲奈さんを店長に招き、同店を開いた。 コーヒー豆は、以前から付き合いのある焙煎(ばいせん)所から仕入れ、北欧などでよく飲まれているという浅いり豆のコーヒーを中心に、その時々で銘柄を入れ替える。メニューは「ハンドドリップコーヒー」(650円)、イタリア製マシンを使った「エスプレッソ」(400円)、豆のひき具合にこだわるという「カフェラテ」(600円)などを用意。コーヒーが苦手な人にも利用してもらえるよう、「お抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」(以上700円)なども取りそろえる。 店舗面積は約9坪で、スツールとベンチを合わせて10席を用意。店内は、松尾さんが海外で見てきたコーヒースタンドと、伊藤さんの好きな韓国カフェの要素を融合させた「おしゃれな空間」を目指した。店名の「ティノ」はイタリア語で「かわいい小さな相棒」を指し、「地域の人々に寄り添う小さな店」という思いを込めた。 メニューはほかに、「クロワッサン」(400円)や「シナモンデニッシュ」(500円)などを用意し、今後、食事系のパンなども取りそろえる予定。 松尾さんと伊藤さんは「いい豆を使ったコーヒーを、日常の中で気軽に飲めるコーヒースタンドを広めていきたい。忙しい日常の合間に、ほっと一息くつろぐ場として利用していただければ」と話す。 営業時間は10時~18時。
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