「床」を制する者は「花粉」を制す! 毎日5分でできる床掃除のキホン
秋冬は、花粉やダニ、寒暖差のアレルギーが悩ましい季節。室内に入ってきた花粉は時間がたつと大半がホコリとともに床面に落下するので、床をしっかりとキレイにすることが、花粉を撃退する第一歩です。掃除のプロ・萬 貴佐子さんが基本の床掃除をレクチャーします。 【画像で見る】定番掃除アイテム、花粉対策にはNGだった! * * * ▶掃除について教えてくれたのは CaSy 萬 貴佐子さん CaSyの家事代行スタッフ1.5万人から選び抜かれた精鋭、TEAM BLACKSの一人。前職のハウスクリーニング業務と合わせると、サービス件数の実績は6000件を超える。経験や技術生かし、打ち合わせの段階から、お客様の気持ちに寄り添ったサービスを提案。 ■いつ掃除するのがベスト? 朝起きてすぐが最適 「花粉は時間がたって床面に落下しても、人の動きによって舞い上がってしまうものです。そこで、家族が寝静まった時間に落下した花粉を、朝起きて動きだす前に除去しておくのがベスト」(萬さん)。仕事や学校などで家族がしばらく家を空けたあとなどでもOK。 ■★Point [/SHEAD] 寝室→リビング→玄関の順で回るとスムーズ!寝室にフロアワイパーをスタンバイ。「朝起きたらサッと持ち出せて、時間のむだなし。一枚のシートですませるため、汚れの多い玄関は最後に」 ■どう掃除するのがベスト? 壁沿いからまん中へ一定方向に 花粉やホコリは、壁際や風下にたまりやすいという特徴も。「掃除機の排気で花粉を舞い上げないよう、最初はドライシートをつけたフロアワイパーで。押したり引いたりすると汚れを残すので、壁際から部屋の中心に向かって、ゆっくりと一定方向に進むこと」 [SHEAD]★Point よりしっかりキレイにするなら、ドライシートのあとに掃除機&ウェットシートで。「ドライシートで拭いたら、取り残した花粉を掃除機で吸引。さらにウェットシートで拭き上げたあと、ドライシートで仕上げれば、よりしっかりキレイになります」 ■ 花粉やホコリはすぐ舞い上がるのではたきをかけるのはNG! 「はたきやハンディモップは、高いところや棚の上などの掃除に便利ですが、パタパタとかけてしまうと、花粉を舞い上げて掃除が台なしに。必ずドライシートなどでまず、から拭きするようにしましょう」 * * * 起床時や誰もいないシーンとした時間のあとがチャンス。床に落下している花粉やホコリを静かにキャッチして、アレルギーのもとを撃退したいですね! イラスト/ Aikoberry 文/中田蜜柑