コナンVS鬼滅? ベルばら、まどマギ、ヒプマイ、細田守新作! 群雄割拠の25年アニメ映画を占う
ダークホース「ヒプノシスマイク」
蓋(ふた)を開けてみれば大化けするかもしれないダークホースといえるのが、ヒットコンテンツ「ヒプノシスマイク」をアニメ映画化した「ヒプノシスマイク Division Rap Battle」(2月21日公開)。劇場用映画としては日本初となる観客参加型の「インタラクティブ映画」という形式を取り、ラップバトルの勝敗が観客のリアルタイムの投票によって決まるという。つまり、その回の得票数に応じてストーリー展開や結末が変わるため、複数回観賞するリピーターが生まれる可能性が高い。例年この時期、劇場映画はアカデミー賞候補作などが多い印象だが、「ヒプノシスマイク」がどれほどの旋風を巻き起こすのか。 また、24年公開の2作も忘れてはならない。「モアナと伝説の海2」は公開13日間で国内興収20億円を突破(12月5日の先行上映含む。12月23日時点で興収24億円を突破)。12月20日に封切られた「ライオン・キング:ムファサ」は国内興収66.7億円の大ヒットを記録した前作「ライオン・キング」に比べると初週3.6億円とダウンしたが、年末年始でどこまで数字を積み上げられるか。 そのほか、12月22日に行われたジャンプフェスタ2025にて人気アニメ「チェンソーマン」の劇場版「レゼ篇」の公開が「2025年の台風がくる頃」と発表。場版「レゼ篇」の公開が「2025年の台風がくる頃」と発表。さらに、12月23日には東宝が2025年のラインナップを発表。細田守監督の「竜とそばかすの姫」以来約4年ぶりとなる新作「果てなきスカーレット」が冬公開であるとの情報が解禁された。年明け以降、さらなる年内公開年明け以降、さらなる年内公開のビッグタイトルが発表される可能性は大いにあるため、引き続き注視していきたい。
映画ライター SYO