「透ける胸元」「下着なし」もはや当たり前に?今年の秋冬、引き続きシースルーがトレンドの理由とは?
この記事はmadameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。 透け感のあるトップスの下にほのかに隠されていたり、まったく隠されていなかったり......2024年秋冬のファッションウィークでは、胸元のディテールが至るところで目を引いている。 【写真】引き続き流行する兆し?バストトップも露わなレッドカーペットをチェック ブラジャーはお休み:来冬、女性たちは胸をさらけ出し、乳首を堂々と見せながら街を歩くことになるかもしれない。一見驚くべきコンセプトだが、これは単なるファンタジーではなく現実になるかもしれない。というのも、2月の初めからニューヨークのファッションウィークのランウェイでは、乳首があらわになった姿が至る所で見られ、ロンドンで発表された多くのコレクションにも登場した。注目すべきは、胸をさらけ出したモデルたちはあまりジュエリーやバッグを持っていないこと。乳首が突出すること、もはやそれ自体がアクセサリーになりつつあるのだろうか? おそらくその通りのようだ。ニューヨークで発表された最近のコレクションを見る限りでは、そう言えそうだ。アレハンドラ・アロンソ・ロハスでは、タイトなニットドレスの下でエレガントに乳首が見え隠れし、フレデリック・アンダーソンでは、ランジェリー風の透け感のあるトップスを通してさりげなく姿を現した。しかし、特に乳首が際立ったのはロンドンだ。この街は、ファッションウィークで目を見張る大胆さで知られている。2月17日のデヴィッド・コーマのショーではシースルードレスの下に、ディ・ペッツァのショーではフィッシュネットのドレスの縫い目に、またシモーネ・ロシャではロマンティックなドレスの下に乳首がはっきりと見えた。
フリー・ザ・ニップル
2024-2025年冬、完全に晒された胸はもはやコレクションの「センセーショナルな」要素ではなく、むしろ普通のこととして位置づけられている。この「フリー・ザ・ニップル」の復活には、セレブリティの影響が大きく関係している。特に、非常に影響力のあるキム・カーダシアンの影響が大きいと言えるだろう。2023年10月27日、アメリカの実業家であるキム・カーダシアンは、乳首が透けて見えるブラを提案し、SNSを騒がせた。販売開始からすぐに、「地球が温暖化しているのに寒そうに見えるように作られた」というこのアイテムは、カーダシアンのランジェリーブランド「SKIMS」のサイトで瞬く間に売り切れとなった。 一般的に、ファッションはここ数シーズンで恥じらいを捨て、ますますエキセントリックになっている。記憶に新しいのは、2024年1月25日にパリで行われたマルジェラのオートクチュールコレクションで、胸をさらけ出し、さらには陰毛を見せるという大胆なスタイルが披露されたことだ。また、2023年には「ノーパンツ」ルックというトレンドが流行し、ミュウミュウのランウェイやレッドカーペットでも、下着姿で歩くことが注目された。2024年、次は誰がトップレスで登場するのだろうか? text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr)
translation: Hanae Yamaguchi