【NFL】QBペニックスJr.は初先発で「ほぼ完璧なフットボールをした」とファルコンズHCモリス
自信を失ったかのように動きの鈍いQBにより低迷していたオフェンスを打開するため、モリスHCはペニックスの投入を決断した。ペニックスはその期待に応え、爆発力に欠けたファルコンズの課題をすぐに解消した。
初先発の試合で、ペニックスは前半から積極的にダウンフィールドを狙った。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、パスアテンプトの43.8%が10ヤード以上の飛距離を記録し、これはカズンズ(34.5%)よりも約10%上回る数字だった。また、14回のプレッシャーを受けながらも、一度もサックを許さなかった。
「予定より少し早かったが、彼は準備ができていた」とモリスHCはペニックスの起用について話している。
「十分な時間をかけて彼を育ててきたし、彼自身もその瞬間に向けてしっかり準備をしてくれた。ステージが大きすぎることもなかった。彼の努力を本当に誇りに思う」
2024年にカズンズとペニックスがファルコンズに加入することになった経緯は、もはや過去の話だ。未来はこの新人QBに託されており、ファルコンズをポストシーズンに導く可能性を秘めている。
「安心感というより、試合で彼がプレーを決める姿を見られたことが良かった。練習で彼にとって厳しい状況を作り出してきた」とモリスHCはコメント。
「彼がそれを実際にやり遂げる姿を見るのは楽しかった。安心感というより、むしろ誇らしかった」
現地22日(日)の快勝に加え、タンパベイ・バッカニアーズがダラス・カウボーイズに敗れたことで、ファルコンズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位に返り咲いた。残り2試合はワシントン・コマンダースとカロライナ・パンサーズとの対戦。このルーキーQBが主導権をにぎってファルコンズの舵を取る。今後の展開に注目だ。