24年9月に発売された最新アイアンの性能は? 「P770」「APEX Ai200」「242CB+」「JPX925ホットメタルHL」を堀越良和プロが徹底解説!
2024年10月8日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、9月に発売されたニューアイアンの中から、7番でロフト30度以上のモデルをピックアップし、プロによる性能評価とスコア90台のアマチュアが試打を行い、その実力を徹底分析している。「みんなのゴルフダイジェスト」では、試打をした4メーカー8本の中から、4本をピックアップ。ストロングロフト化が進み、ロフト30度では飛ばないと考える読者のみなさん、ぜひご一読を!
解説&試打
堀越良和プロ 週刊ゴルフダイジェストやみんなのゴルフダイジェストの試打企画でおなじみの“キング・オブ・試打”。ドライバーからパターまであらゆるクラブを試打するスペシャリスト。TPIレベル3を習得。 ※試打はラプソードMLM2プロでデータ計測。ミスヒットを除く5球の平均値。
ボールを止めるための条件は2つ
現在、アイアンのストロングロフト化は当たり前になりつつある。7番でロフト30度以下のモデルのほうが圧倒的に多いからだ。だが、小誌で長年、ニューモデルの試打を行ってきたスペシャリストの堀越良和プロに聞くと、「どんなクラブにおいても飛距離は大切な要素のひとつです。ただ、アイアンに求められる機能は何か? そこをちゃんと理解しているアマチュアは少ないです。アイアンはグリーンに乗せる、ピンを狙うクラブです。そこで求められる条件は“いかにボールを止められるか”しかないんです」 グリーン上でボールを止めるアイアンの条件とは何か?「大きく2つあります。ひとつは落下角です。ボールが着弾するときの角度ですが、45度以上が目安になります。もうひとつがスピン量です。7番で考えれば、5500回転以上はほしいです。ひと昔前は7番で7000、8番で8000といった基準がありましたが、今はボールの進化もあり、少し少なくても問題ありません」
▼アイアンに求められる条件 「7番ならワンバウンドで止められるモデルが理想」 「アイアンに求められる条件は落下角45度以上、スピン量5500回転以上の2つ。7番で考えるならグリーン上でワンバウンドして止まるイメージです。45度以下だと2、3バウンドするはずです」(堀越プロ・以下同) ▶条件①:落下角度は45度以上 ▶条件②:スピン量5500回転以上