【ラグビー】松永拓朗、「テンポでアタック」ピンチのジャパンをSOとして導く決意を語る。
「リポビタンDツアー2024」でヨーロッパ遠征中の日本代表SO松永拓朗が現地時間11月11日にオンライン取材に応じた。 現在世界ランキング14位の日本は、ツアー初戦(9日/スタッド・ド・フランス)でフランスに12-52のスコアで大敗。ランキング4位の強豪との差を見せつけられた。この試合でリザーブに入った松永は、後半11分に脚を引きずる様子を見せたSO立川理道に代わり途中出場し、代表2キャップ目を獲得した。 試合後、チームはツアー第2戦の地であるシャンベリーに移動。フランス時間16日のウルグアイ戦への準備を進めている。キャプテン立川の離脱が発表され、現スコッドのSOはテストマッチ出場歴のないノンキャップの中楠一期と松永に限られる。負けられないランキング19位のウルグアイ戦は、キーポジションの松永に大きな期待がかかる。 日本代表初キャップを獲得した10月26日のニュージーランド戦はSOとして「なかなかボールをシフトできなかった」。この課題を認識し、2戦目のフランス戦は「テンポ良くアタックできた」と振り返る。出場すればテストマッチ3戦目となるウルグアイ戦は、さらに状況判断を改善したいと意気込む。 所属する東芝ブレイブルーパス東京にはニュージーランド代表56キャップで昨季リーグワンMVPのリッチー・モウンガがいる。チームメイトの世界最高峰のSOから「引き出しの多さ」など多くを学んでいる。 「超速ラグビー」を志向する現在の日本代表において、「シフトしてボールを動かしていく、テンポでアタックしていく」ことがSOとして求められる役割だと自覚する。窮地に立ったジャパンを導くことができるか。ウルグアイ戦の試合登録メンバーは14日に発表される予定だ。