【大分】“住み続けたい街”ランキング1位は?
大分朝日放送
大分県の住み続けたい街ランキングが発表されました。 1位は4年連続でこちらの町です。 大手ハウスメーカーの大東建託は、九州・沖縄に住む人を対象に生活や交通の利便性や行政サービスなどについて毎年インターネットで調査しています。 11日、2024年のランキングが発表され、大分県内では日出町が4年連続で1位に選ばれました。 日出町在住 「すごいうれしいです。本当に住んでいて良い街だなと思っていたので皆さんに周知してもらえると」 「山と海があっていいなと。住民も平和でいいなと思って幸せだなと」 麗澤大学 宗健教授 「利便性の高さ物価の安さ、家賃の安さも評価の背景にある」 4年連続で1位の日出町。 住み続けたい街に選ばれる条件とは?解説していきます。 大東建託が11日に発表した住み続けたい街ランキングを見ていきます。 大分県内では日出町が1位、続いて豊後高田市、大分市と続きます。 日出町は4年連続1位で、九州の中でも10位なんです。 実際に街の人の声を見ていくと、日出町の男性は「ベッドタウンとしてちょうど良い。家賃もそこまで高くない」と車を持っている人の利便性の高さ、物価の安さ、家賃の安さが評価されたポイントとなります。 2位の豊後高田市に住む女性は「高校生まで医療費が無料など子育てがしやすい環境」と評価しています。 3位の大分市の女性は「都会過ぎず田舎過ぎず住むにはちょうどいい環境」とコメントしています。 2024年のランキングは出ましたが、今後大分を取り巻く環境の変化がどう住みやすさに影響してくるのか住まいの研究をしている麗澤大学の宗教授に聞きました。 本格稼働目前の熊本の半導体工場TSMCの影響はというと、「距離的に直接の影響は出にくい。ただ従業員が増えることで大分への観光やインバウンドという意味での変化は出る可能性がある」と言います。 続いて整備計画がある東九州新幹線です。 「整備されれば住み続けたいランキングに影響はある。観光客増にも期待がかかるのかと思いますが影響は限定的ではないか」という見解です。 ただ、交通は大切な要素です。 宗教授によるとより住民にとって影響が大きいのは「バス網の充実」です。高校生・大学生が通学に、高齢者がお出かけに使う路線バス。また、福岡などにも安く行けるのが高速バスです。乗り換えもないバス網が充実すると与える影響が大きい」とみています。 今後の環境の変化で住み続けたい街の条件にどんな変化が出てくるのかも注目していきたいですね。