「デッドプール&ウルヴァリン」世界累計興収10億ドル突破 R指定映画最大のヒットへ
マーベル・スタジオ最新作「デッドプール&ウルヴァリン」が、公開から19日間で世界累計興行収入10億ドルを突破した。R指定映画としては異例のスピードで、歴代トップである「ジョーカー」の世界累計興収10億7900万ドルを上回るのも時間の問題だ。 ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの強力タッグによる同作は、これまでに北米興収4億9430万ドル、世界興収5億3520万ドルを稼ぎ出している。これは「デッドプール」前2作を大幅に上回る数字で、最終的な世界累計興収は12億~13億ドルに達するとみられている。 同作は「デッドプール」シリーズとしては初のマーベル・スタジオ作品だが、世界累計興収10億ドル到達までわずか19日と、「アベンジャーズ」と同じ好成績を記録。マーベル作品としては史上4位のスピード到達となる。ちなみに、最短は「アベンジャーズ エンドゲーム」の5日で、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」が11日、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」が12日。 「デッドプール&ウルヴァリン」について、主演のレイノルズは「R指定でありながら、あらゆる観客層に響くエンタテインメント作品を目指した」と語っていたが、実際に幅広い年齢層から支持を集めている。本作の成功はMCUの可能性を広げるだけでなく、今後のR指定映画のモデルケースと位置づけられそうだ。