【ドラフト】阪神育成３位、早川太貴がくふうハヤテ初NPB指名「まずは支配下目指して頑張る」
＜プロ野球ドラフト会議＞◇24日 今季からウエスタン・リーグに新規参入したくふうハヤテ・早川太貴投手（24）が新たな歴史を刻んだ。阪神から育成3位で指名され、球団創設1年目で初のドラフト指名となった。開始から3時間以上が経過した午後8時過ぎに名前が呼ばれると「正直ダメだと思っていたので素直にうれしい」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。 異例の転身で夢をかなえた。北海道出身の右腕は1年前まで北広島市役所で働く公務員だった。福祉課に勤務しながら、社会人チームのウイン北広島でプレー。ただ、プロ野球選手になる夢をあきらめきれず、今年新規参入したはやてのトライアウトを受けて入団した。「最初は不安しかなかった」と振り返るが、今季は25試合で4勝7敗と力投し、7月のフレッシュ球宴にも出場。「プロ相手にやれたことは大きかった」と手応えを感じていた。 来季は“正真正銘”のNPB球団の一員として戦う。ルーキーイヤーだが、今季プロ相手に投げた経験はアドバンテージ。「僕が活躍できるかどうかで、来年以降のドラフトも変わってくると思う。まずは支配下を目指して頑張りたい」と力を込めた。【神谷亮磨】
