みんなはいくらあげてる?【学年別】お年玉の相場とマナー
お年玉をあげるときのマナー
現在のお年玉は、大人から子どもへ現金を渡すのが一般的となっています。しかし本来は、神様からいただいた新しい魂の宿った鏡餅を、家長(家の代表者)から子どもたちに分け与えられたものが起源となっているとされています。 このように、お年玉は古くから行われてきた風習であることから、子どもにはマナーを守って渡すようにしたいものです。 ●新札を用意する お年玉に入れるお札は新札かきれいな状態のものにしましょう。「お年玉としてあらかじめ用意しておいたもの」ということが伝わることが大切です。硬貨を入れる場合も同様にきれいなものを用意します。 銀行によってはATMで新札に両替できるところもありますが、窓口で両替する場合は年末近くになると混雑することが予想できるため、早めに来店すると良いでしょう。 ●ポチ袋に入れる 現金をそのまま渡すのはマナー上NGなため、お年玉はポチ袋に入れて渡します。表面には渡す子どもの名前を、裏面には渡す方の名前を書くのが一般的です。 外出先や不意の来客などでお年玉をあげることも考えられるので、ポチ袋は多めに用意しておくと良いでしょう。 ●入れる向きに気を付ける お札の肖像画が描かれている方が表にあたり、その面を上にして左から右へと三つ折りにします。お札の右側をポチ袋の表面に向けて入れると、開けたときに肖像画が正面に来ます。 硬貨は、絵柄が表面で製造年月日が刻まれている方が裏面です。ポチ袋に入れる際には表面を表側に来るように入れましょう。 ●忌み数は避ける お金を渡す際には忌み数を避けるのがマナーです。忌み数とは不吉なものとして忌み避けられている数字のことで、たとえば4は「死」、9は「苦」を連想させることから避けるべきとされています。 お年玉では、4000円や9000円といった金額は避けるようにしましょう。 ●目上の方に渡すのはNG お年玉は、目上の方が目下の方に渡すものなので、子どもから親などに渡すのはマナー違反となります。 また、上司の子どもなどに渡すのもマナー違反となりますが、子どもはお年玉を楽しみにしているもの。 「お年賀」としてであれば問題ないとされています。気になるようであれば、ギフトカードなどを選んでも良いでしょう。