《ブレイク間近》ネコニスズ「おもしろ荘」優勝までに乗り越えた「解散危機」と「赤ちゃん」誕生の“意外なきっかけ”
大晦日深夜から元日にかけて放送された『ぐるナイ年越しおもしろ荘! 今年も誰か売れて頂戴スペシャル』(日本テレビ系)で、並み居る強豪をおさえて優勝に輝いたお笑いコンビ・ネコニスズ。 【写真あり】舘野の髪でちょんまげを作るヤマゲン 先の漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では惜しくも準々決勝で敗退してしまったが、「赤ちゃん漫才」で大きなインパクトを残したブレイク待ったなしのコンビだ。 彗星の如く現れたように見えるが、コンビ結成は’12年2月。「赤ちゃん」を名乗る舘野忠臣(41)の絶妙なボケに、相方・ヤマゲン(37)のツッコミが炸裂したネタで勢いを加速させている。いま人気急上昇中の2人に、結成から「赤ちゃん」が誕生するまでの道のりを聞いた。 もともと舘野は「野球家族」、ヤマゲンは「ガスマスクガール」として、’11年まで別々のコンビで活動していた。4歳の歳の差がある2人だが、「先輩・後輩だけど毎日遊ぶ友達のような関係」だったという。そんな2人がコンビを組んだきっかけは何だったのか。 ヤマゲン「舘野が先に大阪から上京したんですが、上京してからも毎日のように電話してたんです。舘野と電話するために、通話し放題のプランがある同じキャリアに、携帯電話を機種変更したりとか。それぐらい仲良くて、お互いのコンビが解散したタイミングで『一緒にコンビを組もう』ってなりました」 ――どちらから声をかけましたか? ヤマゲン「僕は舘野だと思ってるんですけど」 舘野「僕はヤマゲンだと思ってた(笑)。多分、ぴったり同時」 ヤマゲン「バチっと合って。どっちとかがなくなった奇跡のタイミング。そんな空気感はありました。『やろうか』みたいな」 インタビュー中もヤマゲンが先輩である舘野に敬語を使うことなく、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきた。 しかし、そんな仲良しコンビにも、’22年に解散危機が訪れたことがあった。きっかけはヤマゲンと元相方・畠山達也(40)との間で、ガスマスクガールを再結成する可能性が浮上したことだという。 舘野「ライブのフリートークで、ヤマゲンが共通の知り合いの芸人から『この前、たっちゃん(畠山)と飯行ってたけど、あれなんやったん?』と、舞台上で話を振られてたんです。僕はヤマゲンから聞いてなかったし、知らなくて……。 普段ならヤマゲンは『ええやろ別に!』みたいにギャグっぽく返すんですが、『あ、あ……』みたいに少したじろぎ始めて。それで、『あれ、これちょっと怪しいな』と思って。そのライブが終わった後に、『もしかしてガスマスクガールの再結成ある?』って聞いたら、『実はな』みたいな。浮気がバレた人みたいになっていました(笑)」 ヤマゲン「『誘われたんだ』って」 舘野「『ヤマゲンはどう思ってるの?』って聞いたら、『揺らいでる』って。『揺らいでる?!』って驚いたけど、色々考えて『別にそれはしょうがないことだからいいよ』って。でも僕は、自分が可哀想な存在になりたかったんで、もしネコニスズを解散するんであれば、もう確実にガスマスクガールを結成してほしくて。そしたら僕が捨てられた側になるから、応援されやすくなると思って」