携帯電話販売店員に土下座を要求、「カスハラ」疑いで逮捕 愛知県警
携帯電話販売店の店員に土下座を強いるカスタマーハラスメント(カスハラ)をしたとして、愛知県警は2日、ペルー国籍の職業不詳の女(20)=愛知県長久手市岩作東島=を強要未遂の疑いで逮捕し、発表した。「私は脅してはいない。店員の髪は引っ張った」と容疑を一部否認しているという。 愛知署によると、容疑者は11月25日、同市内の携帯電話販売店で女性店員(26)に対し、「嫌な気持ちになったから土下座しろ」などと脅迫し、髪を引っ張る暴行を加えて土下座を要求した疑いがある。店員は要求には応じず、別の店員が110番通報した。 警察官が駆けつけると、容疑者はすでに店を立ち去っていたが、店の防犯カメラ映像などから特定した。署は、容疑者が店での店員の対応に時間がかかったことに腹を立てて言いがかりをつけたとみており、カスハラに該当すると判断したという。
朝日新聞社