記者会見の模様

　賃貸アパート大手レオパレス21の施工不良問題で、同社の深山英世社長は10日午後の記者会見で「既存した信用および業績の早期の回復を目的として、経営体制の刷新を図るため、代表取締役を退任する」と発表した。5月30日付で退任し、後任には宮尾文也常務が昇格する。 【動画】レオパレス21の深山社長が退任 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「レオパレス21の深山社長が退任」に対応しております。 　　　　　◇　　　　　◇

次期社長はどう経営に取り組む考えなのか

毎日新聞：新たに社長を引き継がれる宮尾さんにお尋ねしたいんですけども、特に信頼回復というのは非常に難しい現状だと思うんですけど、社長を引き継がれてどういうふうに経営に取り組んでいかれるのか。経営にどういう、心境というかお考えというところをあらためて教えてください。 宮尾：やはり各ステークホルダーの皆さま方の期待に応え、信頼を勝ち取るということが必要かと存じます。その中で優先順位を付けるわけではございませんが、やはりオーナーさま、われわれの物件を建てていただいたオーナーさまのご信頼というのを失っている状況でございますので、丁寧にご説明をして、補修の段取りを進めて、ご自身の所有物がもう一度、もう一度といいますか、適正な、適法な状況であるということをまず早期に確保してまいりたいというふうに思っております。 　また、当然ながらそれを支えるのは1人1人の社内の従業員でございますので、従業員の意識をなんとか1つにして、この難局を乗り切ってまいりたいというふうに考えております。 毎日新聞：特に現時点でいずれか、なにがしかの金融支援を求めたりだとか、同業他社含めてなにがしかのスポンサー探しをする、そういうご意向はありませんか。 宮尾：今、特に考えてるところはございません。 毎日新聞：あと、入居者確保ということが大前提なんですけど、その上での営業ということで、やはりその多様な入居者【歓迎　00:54:44】において、例えば賃料を少し抑えなくてはいけなくなる事態が発生したり、イメージという意味で、そのための対策なり予想、何かありますか。 宮尾：これは一律にどうのこうのということではなくて、物件物件により、あるいは地域により、いわゆるどういうお客さまがこの地域で物件を求めていらっしゃるのか、これは地域ごとにもいろいろ異なると思いますので、それは各地域ごと、物件ごとに考えていきたいと思っております。 毎日新聞：ありがとうございます。